日焼け止めを買うときにSPFとPAの数値をチェックする方が多いのではないでしょうか。
このSPFとPAにはそれぞれ別の意味があることをご存じですか?
日焼け止めの表示について正しい知識をつけ、場面に応じて使い分けましょう。
目次
日焼け止めの表示について
日焼け止め製品の容器に印字されているSPFやPAは、以下のように用いられます。
SPF→UV-B(紫外線B波)に効く 1~50で表される
PA→UV-A(紫外線A波)に効く +で4段階まで表される
紫外線は波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの三種類に分けることができます。
UV-Aが最も波長が長く、UV-Cが波長が短くなっています。
紫外線は波長が短くなるほどエネルギーが強くなり、肌に与える影響も大きくなりますが、有害なUV-CやUV-Bの一部はオゾン層に吸収されるため地表に届くことはありません。
それではそれぞれの紫外線について特徴を見ていきましょう。
UV-AとUV-Bの違い
紫外線の中でも波長の異なるUV-AとUV-Bは、肌に与える影響に違いがあります。
UV-A(長波長紫外線)
UV-AはPAで防御することができます。
紫外線の約9割がこのUV-Aで、波長が長く真皮まで届き、肌組織にダメージを蓄積します。
このため、シミ、シワやたるみといった光老化の現象を引き起こします。
赤みや炎症が起きず黒くなる(サンタンを起こす)だけなので日焼けに気づきにくいのも特徴です。
UV-B(中波長紫外線)
UV-BはSPFで防御することができます。波長が短く、表皮に作用するのが特徴です。
エネルギーが強く、空気中の水分に吸収されますが、散乱性が高いためあらゆる方面から肌に届きます。
UV-Bは多量に浴びると炎症を起こし、赤く炎症を起こすサンバーンや、メラニンの増加で肌の黒化を起こすサンタンを引き起こします。
また角化のリズムを乱して、肌のごわつきや肌荒れの原因になることも。
正しい日焼け止めのオフを
日焼け止めは塗って終わりではありません。紫外線カット剤は日焼け止め効果が薄れた後でも、肌の上に残った状態です。
本体の表示をよく読み、「専用クレンジング使用」と書かれているものは専用のクレンジング剤を用いてオフします。
スポーツ用やウォータープルーフの日焼け止めには専用クレンジングが必要なものがあります。
「専用クレンジング不要」の場合は、石鹸やボディソープで丁寧に洗い流しましょう。
日焼け止め以外の対策
日焼け止めの上にファンデーションなどの粉体を乗せると、肌表面で紫外線を乱反射させる効果が期待できます。
また普段から美白効果のある化粧品を使いシミを予防することも重要です。
クララエキス・シャクヤクエキス・ソウハクヒエキス・トウキエキスなど、美白効果が期待できる成分を選ぶと良いでしょう。
また日焼けによって肌が乾燥することも考えられます。夏だからと言って保湿を怠らないようにしましょう。
肌に良いエキスを用いた石鹸で正しく日焼け止めをオフしましょう
ルメディカ30ソープはクララエキスをはじめ8種の肌に良い和漢エキスをふんだんに使用。
シアバターが配合されているので、洗浄後の保湿効果も期待できます。